気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

子宮筋腫で子宮を取った地球外生命体の日記⑦

注意書き付き案内所

lunatic.hatenablog.jp

『子宮筋腫で子宮を取った地球外生命体』シリーズを読む前に、リンク先の『注意書き』を読んで欲しいが
 ザックリ説明すると
『私の書いている事はあまり鵜呑みにせず、参考程度に捉えてくれると嬉しい』
 だよ!

前回

lunatic.hatenablog.jp


日記⑦

入院日

 めっちゃ乾燥していて喉の調子がいつも以上によくない。
 出掛ける準備を念入りにして家を出たけど、泥棒とか火災とかが手術より心配だし不安。

 病室は個室を頼んでいたけど満員で相部屋になった。
 荷物を棚に詰めている時、入り切るか不安になったけど上にも棚がある事に気が付き事なきを得る。
 あと紙なら入りそうな引き戸があったんだけど、無理に使う事もないかとそれは使わないでおく。
 それから病衣にも着かえた。

 病棟のシャワーは時間内なおかつシャワーを浴びてもいい状態ならいつでも入れるタイプだった。
 精神科の時はせいぜい3日に1度だったので嬉しい。
 昨日お風呂に入れなかったから手術の為に毛を剃った後、早速シャワーを浴びた。
 タオルは体を拭く用と足元に置く用の2枚あった方が楽かも?

 コインランドリーも一つだけだけど病棟内にあって便利。
 手術後どうなるか分からないけど。
 とにかく、動ける内にコインランドリーまでの歩数を病室や病棟の端からせっせと測った。
 その結果、手術前ならどんなに遠くの病室に移動しても最大50歩と判明。
 でも、手術後はこんなに大股で歩けないだろうから、もうちょっと歩数がかさむなぁ。
 ちなみにコインランドリーは洗濯・乾燥に分かれてて、各200円。
 毎日洗濯と乾燥を使うと結構する感じ。
 お水は売店の一番安い物で100円だった。

 お昼になって、あの謎の紙が入る引き戸の正体判明。
 食事を乗せるための場所だった。
 書類系とか入れてなくてよかった。

 カーテンをしてベッドの上にいる時、私のベッドの向かいの車椅子のお婆さんがリハビリ中、愚痴を言っていた。
 新しい人が来てから変だ、エアコンが強になっていたとか、何度もコインランドリーに行って写真を撮っていたとか。
 私の事かな? と思ったが、写真は病院側が基本禁止にしてるから撮ってないしエアコンが強とか意味が分からん。
 コインランドリーまでは歩数を測るのでウロウロしていたけど、正直悪い事はしていないしなぁ……。
 なお、その人はお昼の時に下膳は看護師さんがしてくれると教えてきたけど、それは下膳が出来ない人だけでパンフレットにも自分で出来る人は自分でしてねってあったから「邪魔なので自分でやって来ますね~」と受け答えてたりもしていた。
 もしや、それが嫌味に取られてたり?
 まぁ、関係ないかもしれんし関係あったとて『老害乙』で終わりますな。

 その後、空になった相部屋を使わせてもらう事が決まる。
「独り言が多いので嬉しいです!」
 と歓喜。
 こうして夕方、空になった相部屋に移動になった。
 専用トイレも付いていて快適。
 百太郎(カエルのぬいぐるみ)はベッドの上に座って移動してて、楽しんでた。
 そしてこの時「一人だからエアコンも好きに付けちゃっていいよ」と教えてもらい、エアコンの存在を初めて知る。
『強がどうのこうの、この事か。ナースステーションで一括管理だと思ってたわ』
 なったw
 なお、私はこういうのはよく分からないので勝手に触る事はないし、万が一触ったら基本報連相するよ。
 ビビリだからね。

 夜、明日の1番目に手術を予定している海外の人が私と相部屋になった。
 私は2番目なので、同じ先生なら私の前に手術かな?
 と思った。
 その後、自律神経整えヨガをする。
 手術後は、出来るかどうかも分からないから……。

 カーテンをしてからの『うさぎのポーズ』中、カーテンが開く音と看護師さんの話し掛ける声が……。
『ヤバイ! 見られてる予感しかしない!!!』
 となった地球外生命体。
 見られるのは別に構わないのだが、ハタから見たら何事かと心配されるのでは? と慌てて「ヨガです!」って説明したら「柔らかいんですね」って言われた。

 そして電気が消えた後、相部屋の女性が何か独り言を言ってる。
 電話という感じではないから、ゲームでもしてるのかな?
 さてはゲーマーだな?
 そしてやっぱ喉の調子が悪い様な?
 と、濡れマスクを使う。
 麻酔をする時の管で唇が割れる事もある様なので、しっかり無色の薬用リップも塗ってね。
 そして特にうるさくも感じないけど、外からも音が響くし念の為持ってきた耳栓を耳にIN!
 そして寝た。
 枕が低いなぁ。
 そして、夢ばかり見て熟睡はしなかったかも。
 濡れマスクも息苦しくてすぐに外した。

 

補足

 私はくすぐったがりやの方で手術後が不安だったが、入院中は奇跡的にくすぐったい事はなかった。
 ただ、退院後初の受診でエコーをした後にお腹を拭いてもらったのだが、その時笑ってた。

 脱衣所には手すりがあったので後半は大き目S字フックを持って行って、ティッシュやズボラ―ネットを引っかけて便利に使った。
 けど、早くその便利さに気が付きたかった。
 それと後に看護師さんから病衣を足ふきマッド代りにする方法を教わったので、タオルは1枚で大丈夫だった。

 海外の患者さんだが、次の日に看護師さんとの会話で「陣痛」とか「破水」と聞こえてびっくりして見たら妊婦さんだった。
 なので、もしかしたらお腹の赤ちゃんに声を掛けていたのかも。
 私は妊婦さんだって知る前まで
『ゲーマーの人で眠れないからゲームしているのかな?』
 とか考えていたよ。
(ノ∀`)

 


次回

lunatic.hatenablog.jp