気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

子宮筋腫で子宮を取った地球外生命体の日記②

注意書き付き案内所

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『子宮筋腫で子宮を取った地球外生命体』シリーズを読む前に、リンク先の『注意書き』を読んで欲しいが
 ザックリ説明すると
『私の書いている事はあまり鵜呑みにせず、参考程度に捉えてくれると嬉しい』
 だよ!

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日記②

2023年8月下旬

 初めての車椅子に乗り看護師さんに運ばれつつエコーと血液検査で調べてもらったら、10センチくらいの子宮筋腫だろうとの事でMRIをする事に。
 しかもちょうど翌日1枠空いていたので、それで予約を入れてもらう。
 こうして家に帰る事になった地球外生命体、ようやっと車椅子から降りるも足を置いている所を畳まないで「ほっ!」と降りてしまう。(危ないのでやっては駄目)
 看護師さんの若い女の子がびっくりしてたわ。
 というワケで、車椅子の足を置く部分の上げ下げしてる時、どこに足を置けばいいのかの謎を残して私はMRIでの注意事項や手順が私でも分かりやすく書かれた受付表をもらい帰った。

 帰った後、子宮筋腫の事をちょっと調べた。
 そうしたら
「絶対手術になる! 手術して子宮取り除く!」
 となったので相談支援事業所の担当に分かった事をメールして、夕食を食べる。
 でも食事をした後、すごくお腹が張って苦しい!
 何だか変だなぁ。と思いつつもいつも通り過ごしふと思う。
『そういえばVチューバーのねるちゃんが癌で子宮を全部取ったって言ってた!
 ああいう事をしている子は、大体入院とか手術の事を詳しく説明してくれてるよね。
 病気は違うけどある程度の流れは一緒だろうし、明日探してみよう!』
 して不安で中々寝付けなかったが寝た。

 翌日。

 ねるちゃんの動画を探してみたら、予想通り詳細を話してるライブアーカイブ発見。

www.youtube.com

 早速それを見て、どんな流れかイメージをする。
 ちなみに私は子宮頸癌と体癌の違いは知っていた。
 というのも子供の頃、頸癌と体癌の違いを知らず頸癌だと思ったら体癌で発見が遅くなった。
 というドキュメンタリー番組をたまたま見ていて覚えていたからな!
 まぁ、本当に偶然知ってたって感じっすな。

 というワケで、ねるちゃん動画を見終わった地球外生命体だが。
 ねるちゃんは、とてもちっこいガンが悪さをしてたって話だったので
『私の筋腫でかいぞ? 同じ方法で行けるのか???』
 と不安に。
 何とかなると、いいなぁ……。

 と思いつつ、MRI検査1時間前。
 MRIを受けるのに必要な『検査1時間前の排尿』をする。
 ちなみにそれから検査まで、おしっこをしてはいけないみたい。
 というワケで
「そこまでしなくても、いいよね」
 と思いつつ、スマホのアラームと電波時計を駆使して、きっかり1時間前に尿を出す。
 そしてタクシーを呼ぶと昨日の運ちゃんだった。
 話をしつつ病院到着。いい感じで着いて余裕をもって指示された放射線科受付へ。
 更にそこでMRI室に行ってくださいと言われ『変に迷ったらどうしよう……』と思いながらも迷わずやって来れたのだが
『あれ? どこに受付表置くの?』
 と、オロオロしだす。
 でもすぐに人が来て、受付表を持って行ってくれた!
 あとその後に置き場を発見した。
 などなどしながら更衣室的な部屋に入る地球外生命体。
 金属系が無いか慎重に調べ*1、MRIの機械がある部屋の中に進む。
「20分くらい掛かりますが、トイレは大丈夫ですか?」
 と看護師さんから聞かれたけど、大丈夫そうだから「大丈夫です」って答えた。
 そしてベッドに横になったら機械音を軽減するヘッドホン(オルゴール系ミュージックが流れてる)をし、大きな板をお腹の上に乗せていざ撮影開始。
 動くと上手く撮れないので、何かあった時に看護師さんに知らせる為のポンプも持ってじっとする。
 あと手を胸の上に置くように指示されたからそうしてたけど、マスクとセットで段々苦しくなっちゃってた。
 ちなみに私はMRIをするのは初めてじゃない。
 結構前にノリで脳の輪切り画像を撮ってもらいたくて使った事がある。
 だから、今回も大丈夫かな?
 なんて思っていたけど以前より緊張していた。
 おまけに中に入った後、好奇心から目を開けたらあまりの閉鎖感に恐怖し *2 慌てて目を閉じ、しばらくして台が少し動いた時に
『終わった?(´;ω;`)』
 ってまた目を開けて、まだ筒の中でビビッてすぐに閉じる。
 というアホみたいな事もしていた。

 SF物の宇宙船で緊急事態が発生した時に鳴る音みたいな音も突然鳴り出すし、怖かった。
 それからお腹の周囲が熱くなってきて、ヒートテックは着てないはずだけど……*3 って火傷しないかひやひやした。
 そして暑くて汗もかいた!
 あと脳の輪切り画像の時より多分時間が長かった。*4
 寝ていられたねるちゃんが羨ましい。
 ちなみに終わった後、看護師さんにお腹の周囲が熱くなったよって言ったら「レンジみたいになるんですよ」って教えてもらって、仕様だって知って安心した。
 でも手がすっかり痺れたわ!

 こうして無事(?)MRIが終わり。

 先生に画像を見せてもらう。

 なんという圧倒的存在感!
 子宮筋腫で縦に12センチ伸びた子宮が膀胱の上に乗っとる!
 そして先生が何か言いづらそう。
『子宮を取りますか? とか言いづらいのかな?』
 そう思った地球外生命体。早く受診を終わらせ帰りたかったので
「普通にしてても存在感をアピールしてくるし、この年で初妊娠に初出産は私には無理だし、そもそも子供を産む予定はないので!」
 と、必死の説明で子宮を取ってほしいと訴える。

 元々私の性質上、万が一子供を作ってしまうと不幸になるのは分かっていたので子供は作らないと心に決めて生き。
 そして子宮頸癌検査のお知らせが来るたびに
「私って多分、妊娠した事がないから子宮体癌の方がなりやすいんだろうなぁ……」
(実際は分からないよ)
 と思っており、子供は作れないのに体癌のリスクを抱えている事で、子宮は大分昔から不要の臓器になっていたのだ。

 ちなみに。薬を使って筋腫を小さくし、筋腫だけ取り除く手術も説明されたが、薬を使っている期間は更年期の症状が出るかもって事で。

 更年期の症状が原因で精神状態が悪くなるかもしれない。
 尚且つ、そうなった場合は精神状態が悪い状態での手術になり、更に精神状態が悪くなるかも。

 とリスクを感じたし、子宮を残す意味もなかったので私は子宮を取り除いてもらう事にした。
 子宮がなくなっても卵巣は残るので、更年期の症状は出ないしね。

 そして入院期間を聞いたら

10日前後!
え?! ねるちゃんのと違う!

 嫌な予感がしつつ
「入院期間が短い方じゃないんですか?!」
 と透かさず聞くと、出来るけど大きすぎて手術に5~6時間掛ると言われた。*5
 私はそれを聞き
『手術時間が長引くと、地球人はミスしやすくなるかもしれん……』
 と考える。

 正直、死ぬことに対しなんとも思わないが後遺症が怖い。
 それに大した病気でもないのに5~6時間医療関係者を拘束するのは、個人的にいただけない。
 なので結局1~2時間程度で終わる開腹手術で行く事に。
 そして相談支援事業所の担当職員に協力してもらう事を決めつつ、MRIの画像プリントやレポートをもらって帰路に着いたのだが……。

 あの時の献血の問診の女医さんの話聞いた後、すぐに婦人科行けばよかった!
『後悔先に立たず』は嫌だから避けて生きて来たのに、変な所でやっちまったよ!
 ぐやじい!!!

 ってそれから何度も思った……。*6

 あまりの悔しさに帰り道にあったローソンでVチューバーくじ(770円)をノリで引いてやったわ!
 結果はライオンハートちゃんのSNS風カードだった。

 そしてその間。
 歩くたびに膣口がヒリヒリして、何か生まれそうな感じが……。

 とにもかくにも私は明日から準備を始める事にした。

 

補足

 血液検査の結果、ヘモグロビンは13.3あった。
 鉄分を壊す食べ合わせを避けつつ、鶏レバーを毎日100g食べて、ヘム鉄サプリを毎日飲んでたからかな?

 緊急外来の時の検査やMRIの費用は合計で1万円を超えた。
 なので地域や病院によって誤差はあると思うけど、お金は大目に持って行った方がいいと思う。
 ……クレジットカード持ってて、クレカ支払いある病院ならそこまで心配しなくてもいいと思うが。

 この日に膣口の違和感が出たワケだが。
 これを境に

  • 膣口がお風呂上りにカプカプ音をたてて開き閉めされている感じ・空気が出て来る様な感覚
  • 食事を取った後の吐き気、腹の張り
  • 寝ている時に苦しさや胃周りの違和感や不快感等で起きる
  • 歯の食いしばり、口に力が入る、歯の違和感
  • 頭の圧迫感、頭痛、めまい
  • 徐々に腰に違和感や痛みを感じる頻度が多くなる

 などの症状が現れ始め、辛いのもあり「手術まで、耐えられる……?」とかなり不安だった。
 その後来た月経の2日目には朝方下腹部が痛いという、人生において覚えている生理痛の2回目も経験した。
 ただ一部症状は月経を境に緩和したので、月経前症候群みたいになっていたのかな?

 私が描いてる絵に関して今更だが、地球人を描くのは嫌だから昔持ってたクマのぬいぐるみをモデルに先生を描いてるよ。
 あとトーゼン私の事も描きたくないから可愛いうさぎちゃんで描いたけど、服装は割と忠実だ。


次回

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*1:アイメイクとか服のラメ系刺繍もNGだったり、結構気を付ける事が多い

*2:閉所恐怖症ではないと思う。押し入れとか壁とタンスの隙間は好きだから。でも、あの中は逃げ場がない感じで怖かった

*3:ヒートテックもNG

*4:どうやら縦と横切り画像を作ってたみたいで、それで長かったのかも?

*5:ちなみに。後に色々調べている時、5~6時間の手術が難しい手術の時間だと知った

*6:その頃にはすでに大きすぎて腹腔鏡手術は時間が掛かる状態だった可能性もあったけどさ、それでもお腹をあまり開かず手術は出来ていたかもしれないからね(;´д`)トホホ