気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

些細な積み重ね

 どんな些細な事でも、積み重なれば大きな結果が出る事がある。

 それはけして良い結果だけではない。

「このくらい大丈夫」が重なって、大きくなって、後に解決すら不可能な結果が出る事だてあるかもしれない。

 

 例えば子供が転んで怪我をした時、親が慰めずに転ぶのが悪いと責めたらどうだろう?

 子供の力量的に無理な手段で物事をさせているのに、親がそれくらいもできないのかと責めたらどうだろう?

 自分のコンプレックスを親がネタにして何度もいじってきたら?

 他の兄弟はする事が許されている行為なのに、自分に対しては理由なくやっては駄目だと親に圧力を掛けられ続けたら?

 親が子供に口汚い言葉で、ヤンキーの喧嘩かよっていうテンションで何度も怒鳴り散らしていたら?

 子供の言う事ややる事に対して親が、否定してマウンティングを取るのが当たり前だったら?

 どうなるだろうね。

 

 しかし、それら些細な事の積み重ねの結果何らかの障害が出たとしても、そうなる可能性を認識し行動する事は難しいのかもしれない。