気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる、隙間の世界です

狂信者②

【前回のあらすじ】

 人生初のアルバイト先で、とある宗教の信者から勧誘行為をしつこくされていた当時15歳の私は、重度の中二病でした。

狂信者①


 そんな私であるが、更に更になんと、この時すでに神について深々と考えた後だった。

 

 神とは、人間が生み出した都合のいい存在ではないか? 第一人間って基本、苦しんでる時にだけ神に縋ってるよね? それってどうなの? そもそも何故、特別神自体に対して何もしていない人間に施してくれるの? しかも人間限定でいい事してくれますって話ばかり。地球には人間以外にも様々な生物がいるのに。

 それに宇宙は広い。

 なのにこんな広い宇宙で、こんなちっぽけな存在の為に尽くしてくれる神という存在なんて、いるのだろうか?

 

 とか何とか考えた挙句、

 

 否! 居る訳がないのだ、こんなご都合主義の神など!!

 きっと神とは、皆が思う様な物ではなく、むしろこの世界は神の玩具箱で、神という万物の力を持った孤高で気高い、しかし仲間という者だけはいない孤独な存在が、慰みの為に作った世界……!

 なのでは?

 

 とかなるようになりました。

 今では、自宅に凸って来ては住人の都合など一切無視して気随気儘(きずいきまま)に宗教名すら語らずペラペラと自分の話をし出すどこかの宗教の信者を見て『神を冒涜する愚かな人間共が……』という、中二臭いセリフがパパっと思いつく始末。

 ちなみに『こういう事、やってまーす』みたいなチラシがポストに入ってるのは別に構わない。

 

 そういえばとある電子掲示板で、私が初バイト先で勧誘された場所とは違う宗教に入ってる人も『世界は滅びを迎えるが我々は生き延びる』と書いていたが、何となく元となった宗教が違う気がするんだけど、繋がりでもあるのか。

 

 それと、多分私は神に対し否定的ではない。むしろ狂信者だろう。(中二病

 いつか『クトゥルフ神話TRPG』に登場する狂信者のように、信者をMP要員として生贄に捧げ、巨大生物(KA・MI☆)を召喚してみたいものである。(中二病