気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

私殺人未遂日記

 いらぬ誤解を与えないように一応初めに書いておくが、ここに書かれた内容は何年も前に起きたことで、現在の事ではない。

 

 小学生くらいの時、父親と姉がふざけて私を毛布の中に閉じ込めて、酸欠で意識が遠くなって「私死ぬな」となった所で解放され、死ななかった。

 

 小学生くらいの時、家族と海水浴に行ったら浅瀬で転んで溺れ、海水の味を知った。

 私にとっても家族にとっても、笑い話にしかなってなかったし最近まで忘れていたが、浅瀬でも溺死するという事故もあるので、案外危なかったのかも。

 

 小学生くらいの時、家族でコタツを囲んで夕食を食べている時、肉の筋か何かが噛み切れないのに飲み込み、喉に詰まって呼吸ができなくなったが、家族が誰も気が付いてくれないので自力で指を喉に突っ込んで取り外した。

 

 成人した後、酔った勢いで死のうとして、カーテンレールに、ちゃんとしたロープがないからとビニール紐を使って首を吊ったら、気が付いたら床に倒れていた。

 どうやらビニール紐が私の体重を支えられなくて切れたようだった。

 あとドアノブとかに紐を掛けて首を絞めていた事も何度もあるが、それでは死ななかった。

 しかし、同様の方法で死亡している人もいたので、危険な事ではあると思う。

 

 そして、上記以外にも精神科から処方されている薬の過剰摂取、リストカットなどを繰り返していたが、私には特に身体的な後遺症らしきものはないようだ。

(全身のあらゆる所に傷跡は残っているが)

 もちろんそれはたまたまであり、身体的に後遺症が出る人もいたかと思う。

 でも、実は私の知能が低いのは未成年の飲酒や数々の自傷行為が原因でした。ってオチなら、身体的後遺症はあるって事になるか?

 

 あと私、そう簡単に死ねないのか?

 なんか、そこそこ危ない事を何度か経験したり自らしている気がするんだけど、まだ生きてるし。

 でも、詰めが甘い方法ばかりだった気もするなー。

 とか、過去を振り返ると思うのです。