これはとある漫画に対しての記事だ。
作品名は出さないようにするので「意味が分からん!」となると思うけど、勘のいいヤツなら「ははぁ~ん、あの漫画の事か」となるかも。
私はその漫画A(仮名)が好みではない。
だから掲載誌での表紙&巻頭カラー率などで「人気なんだろう」「推したいのだろう」と思ったり、表現で「こういうのが読者にはキュンとするんだろうな」と思いこそすれど、いいなと思う事はなかった。
というか私にとっては苦手ジャンルなので正直ちゃんと読むのが辛かった。
そんなある日、たまたまとある漫画サイトの総合ランキングを見る機会が訪れAに対して違和感が生まれた。
この時Aは1位を記録していたのだが、近くに見た事のある少年漫画B(仮名)の作品があり「え? Bの方が大衆向けっぽいけど、それ超えちゃったの……?」と、まぁこれは個人的な感想だがそう思ったのだ。
(ちなみにAとBは同じ巻数の単行本を出している様だが、売り上げはBの方がいいっぽい)
そして次に、レビュー数に度肝を抜かされた。
桁がおかしい……。
となるほど数が多い。
Aはマイクロ版だったからそういうのも関係あるの??
となって他のマイクロ版も調べたけど、ここまでレビュー数が伸びているのは見つけられなかった。
というかすごく熱心に調べた訳じゃないのだが、他の漫画でここまでレビュー数が伸びているのを私は見つけられなかった。
「あ、これアカン……」
数日後、Aはランキング順位を大きく下げたが他のトップ3に入っていた漫画は順位をあまり下げずに残り続けていた。
ちなみに2週間以上が経過した記事を書いている今、Aはランキング外だがその他トップ3に入っていた漫画はトップ50以内に入っている。
これは制作者サイドのやらせなのだろうか?
だとしたら個人的にはだが、やらせとか枕営業とかそういうは世から消えないし仕方ない事。
という風に捉えているから駄目とは思わない。
ただ、あからさますぎたり裏事情がバレると信用を一気に失ってしまうし、本来なら出るはずもないアンチをやらせ行為によって無駄に出す事になる。
更には他出版社から敵意も向けられ後々ロクな事にならない予感が……。
それに正当な評価をされていない状態なので、やり方によっては作家や担当編集者の伸び代を潰してしまう可能性もあると思う。
それとも一部過剰なファンによる工作だろうか?
だとしたら危険だと思う。
何というか、これは私の感覚でありけして人間行動心理学とかそういうのに則った感想ではないのだが……。
ランキング等を操作するほどまでに作品を愛していると、一たび自分の気に入らない展開になるなどで嫌いになった時、スッと離れられなくなって過剰に攻撃的になってしまう予感がするのだ。
「それは未来の貴方の事ですね?」
と突っ込まれそうだけどね。
ちなみに漫画Aを掲載している雑誌は私の感覚では「抜きゲーの少女漫画版(18歳未満対象)」だ。
設定が作り込まれていないと感じる事もあるし、取り合えずメイン読者層が手っ取り早くときめけ(抜けれ)ばいいみたいな思惑を感じる事もある。
もしかしたら担当も設定の穴とかに気が付いても一々指摘しないし、作家や担当が資料集め等をしっかりしておらず「ここの読者層は気にしませんよ!」で流している可能性もあるかも。
もちろん実際は分からないし事実そうであったとしても、こういう雑誌も必要だとは思うけどね。
と書いた訳だが、私は裏事情に詳しくはないし闇深い事なんて一切ない可能性もあるので、この記事は都市伝説程度の御話って感じで受け止めてくれたら嬉しぃ。