気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

缶詰の空き缶

 私が3歳かそれ以下くらいの年齢の頃、缶詰の空き缶で指を切ったらしい。

 その事を私は当然覚えておらず、母親が何かあるたびにそれを言っていたような気がする。

 

 そして姉は赤ちゃんの頃、大人用綿棒で親から危うく鼓膜を破られる所だったそうだ。

「耳鼻科の先生に怒られたー」とか母親がそう話していた。

 

 私の親は、小さい子供がいる内は手の届く範囲に危ないものを置かない。

 育児に対して、聞く、調べる、考える。をする。

 ができていたのかな?

 となった。

 でもどこもそんな感じなのかな?