気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

将来をある程度考えて行動するのは大事だと思う

 父親と二人で暮らしていた時の事だ。

 

 父親は「家族より友達の方がいい。友達なら嫌な事があっても離れられるから。家族は離れられないから嫌だ」

 と言っていたが、ならば家庭など持たなければいいだけの話である。

 

 少なくとも父親は結婚する前から家族の中で生活をしていた。

 結婚する25~26歳くらいまでずっと。

 最初は両親と兄弟で暮らし、確か途中から兄夫婦と両親に混ざって一緒に暮らしていたのだ。

 だから家族の大変さは分かっていると思うのだが。

 

 何にせよ、後悔先に立たずである。

 将来に関わる大切な選択は後悔の無いように選んで行きたいもんだ。

 

 ちなみに、私もあんな家族はいらない。くらいには思ってる。

 あと、自分自身の病気云々以前に人間が嫌い過ぎて、そりゃぁもう取り合えず生活圏に居て欲しくない害虫程度にしか思えなくなる時もあるので、家庭は一生作る予定がない。

 あと、他人と極力関わりたくないから、できれば介護されなくてはいけない事態になる前に、ぽっくり逝きたいとかは思ってる。

 しかし、ピンピンぽっくりは割と憧れの対象になりやすいようなのだが、実行するのが運任せで難しい物でもある。

 ……私はちゃんとこの道を選択できるかなぁ?