気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

障害者を支援する集まり①

 私は30代前半、就職を目指そうとしていた時に、お菓子を作って販売をしたり、内職系の軽作業がある事業所に通っていた。

 ここは就労継続B型みたいな感じだが、就労移行支援っぽい事をしていたカテゴリー分けがない事業所で、主にこんな事があった。

 

 職員が利用者である私に対して他の利用者の愚痴を言う。

 職員がお喋りついでに利用者の病名をうっかり別の利用者に暴露。

 でも利用者には、利用者同士で聞いた病名や個人情報は外に漏らさない様にと指導。

 経営に行き詰り利用者に相談。

 職員が常に忙しくて、相談もできない状態が続くのは当たり前。

 

 事業所を利用中、突発的に車に乗る事になったのだが、私が車酔いの不安を伝えると、何故か薬剤師の確認無く、既に投薬のある私に対し職員に処方された眩暈を抑える薬を酔い止めになるからと飲ませようとする。

 飲めってしつこいし「こういうのは薬剤師を通してからじゃないと」と私が説明しているのに、「ちゃんと処方された薬だから」と訳が分からない事を言われ、この場に数人の職員がいたにもかかわらず、誰も止めないし飲ませようと必死だった。

 酢昆布とエチケット袋という選択肢は、お前らにはないのかと。

 

 後に薬局で酔い止めの薬を買いに行った時にお薬手帳を見せて相談したが、薬剤師さんがお勧めしない取り合わせだったので買うのを諦め、酢昆布とカリカリウメを買った。

 ちなみにこの事業所内に於いて私は判断力がある方だと思うのだが、判断力がない人もいる場所だった。

 

障害者を支援する集まり②