気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる、隙間の世界です

二十歳の頃

 私は初めて市立の総合病院にある心療内科に通う事になり、私にとって一番目の医師に病状を伝えた。

 その時私は、視界の端で影が動いた気がする時や、(目覚めた時などに)虫みたいな物が見えると過剰に気にしてしまう。そしてイライラするなどを話したかと思う。

 ただ私が伝えていたのは、神経質になっていて視界の端で外的要因で変化する物は目で追いやすく気になりやすい、そして当時は知らなかったが、子供の頃から飛蚊症と思われる症状があり、それが気になる。

 という意味で伝えていて、外的要因もないのに影が動いたとは思っていないし虫が本当に現れたとも思っていなかった。

 

 そして診断結果は、統合失調症だったらしい。

 というのも親がまともに病名を聞いていたのか疑問だし、医師も親も私に情報を伝えるという事はしないし、私も聞かなかったし、正確な事は分からない。

 ただ、病院を変え、医者を変えをして行く中で四番目の担当医が「君は以前統合失調症と診断されてたみたいだ」という様な話をしたというだけで。

 そして私の伝えた症状は統合失調症になるのかどうか分からないし、それだけで判断されたかは分からないが、一番目は発達障害などの検査はしなかったし初日から投薬はあった。

 

 私の一番目の医師は母親の一番目でもあるのだけど、この一番目がちゃんと聞き取りや発達障害等の検査をしていたら、社会的にもいい結果が出たり、我が家も少しだけまともになる可能性はあったのかな? とかは思わなくもないが、だとしてももう何もかも手遅れだろうよ。

 

 ちなみに私が精神科医を色々見てきた中で感じたのは、他人の気持ちが分からない、表情を見て判断ができないって感じの人が多いが、こういった職場では彼らの様な人の方が長続きできるだろって事だ。

 

 それとこれは私の仮説だが、精神治療の中で誤診が頻発し、それが誰にも知られる事もなく証明もされず、医師も責任を取らず改善策も取らないのであれば、後々国家としてジワジワとヤバい方向に行きそうな気もする。

 そう思うのは『外から見た日本』みたいな動画で日本に精神科医が多い事を聞いたり、他の国と比べるとだが、診察時間が短いなどを聞いたからだと思うが、こういう些細な事が後々大きな崩壊に繋がりそうだなぁ。

 とか思うのだ。