そういや他にも代案を考えてたな。
プロの清掃業者で、尚且つ体験実習生に工場内の清掃を教えてくれる都合が良すぎるだろって人を雇ってもらう事と、あとは仕事内容を少なくする案も考えてたかな?
けど、体験実習生の為に清掃業者を雇うって、さすがに現実的ではない。
あと体験実習中の業務内容を減らす方法も、まず、10日間の実習中に会社側が求める仕事量まで増やせるかが分からない。
そして業務を減らした状態では体験実習としては不完全で、就職を考える材料にならないのでは? となった。
もちろん減らした業務内容で雇用してもらえるならアリだと思ったけど、それって会社側に負担が行く気がする。
第一就職したとして、今度私が教える番になったらどうなるの?
私と同程度かそれ以上の衛生概念がある人で、家の日常清掃をやっている人なら教えられるかな? って思えるけど、今回の先輩みたいな人に教えられる気がしない。
そもそも現状衛生面が保たれてないっていう状態で、雇用できるかどうか分からない、しかも障害者の体験実習を続行するのはどうかと思ったので、私の脳内で生成された代案はすべて却下して提案はしなかった。
しかし、会社側から私が考えて却下した代案とそっくりな事を提案されて、「会社側から提案されたし、無理だとは思うけど一度はやるよ」と引き受けちゃったんだよ、律儀な事に。
後から思えば馬鹿げているけど。
そして、元より悪くなっていた精神状態はさらに悪化し、不安感増幅の末にリストカットしたよ。
その後『こりゃぁやべーわ』となって、体験実習は完全にやめた。
ついでにハローワーク登録と、就労支援センター登録と、就労移行支援登録も全て抹消。
リスカした後、数日程度だけど家事や普段の生活もできなくなったし、これ以上就職活動を続けたら、今の暮らし自体ができなくなるって危機感を感じたからね。
ついでに会社側の提案内容程度の代案は私も既に考えていたが、現実的に考えた結果、伝えていなかったと就労移行支援側には伝えた。
以前の老人介護施設の実習と同じ事になる可能性も添えて。