気が付かれなかった取り替え子

ここは、とある人物の出来事が手記として現れる隙間の世界です

もう少し自分の頭で考えろよと

 幼稚園の頃、私が何かが切っ掛けで癇癪を起したかふざけたかで「ショートパンツはいらない、捨ててよ」と言った事がある。

 すると母親は分かったと言った。

 一応書いておくけども、もちろん私は当時それを本気で言ってないし母親も分かったとは言っても本当に捨てないだろう。

 まぁ、隠すくらいはするかもしれないけど。

 的な事は考えていた。

 でも私の考えは甘かった。

 あのアマ(母親)マジで全部捨ててたよ。

 発覚したのは幼稚園の運動会の時、ショートパンツ履かなきゃならないって時

「○○(私)が捨ててって言ったから全部捨てたよ」

 と母が抜かした時だ。

 いや、確かにタンスとかからは消えてたけどさ。

 ちなみにショートパンツは母親が私と同い年くらいの娘さんがいる人から借りてきて、使った後返したよ。

 それと我が家はけして裕福ではない家庭だった。

 そして当時私は

『いや、おかしいでしょ? だって子供の言う事だよ?? 私幼稚園児だよ??? そんな子供の言う事真に受けて言いなりになっちゃうの?』

 とか、本当にこんな風に考えてたよ。

 何となく子供の考える事じゃない気もするけど。

 

 これがある種の教育なのかそうではないのか実際の所分からないが、私にって母親は人間に近いくせにバグだらけ、おまけに応用力や他人の気持ちを考えるという事をしないAIだ。

缶コーヒー

 昔、確か小学生くらいの頃、市で行う河川清掃に出た時、清掃が終わった後飲み物が配られた。

 そして私は缶コーヒー(ミルク入りの甘いやつ)を差し出され「やったーヽ(^o^)丿」となっていた。

 いや、態度にはあまり出てなかったかもしれないが、その頃から甘党だし喜んで受け取ろうとしたら、一緒に参加していた母親がこう宣った。

「うちの子、こういうの嫌いだから~」

 私は意味が分からなくて思考停止してしまったのと、母親の顔を立てる為黙っていた。

 帰ってから私が本当は欲しかった事を伝えると、母は父親にコーヒーを入れてとお願いしたり、そして父は不機嫌になり何もしなかったりで、結局自分で入れたかな?

 

 ちなみに、私はこの頃普通にコーヒーを飲んでいた。コーヒー系飲料も飲んでいた。

 苦くて嫌いだなんて、口にした事はなかった。

 ついでに甘党なのは家族全員知ってなくては可笑しいくらいの行動はしていた。

 小さな頃から飴を噛んで食べて虫歯になったり、隠されたお菓子を探し出して食べたりしてたし。

 さらに、初めて作った玉子焼きは、砂糖を入れすぎて甘すぎな上、金平糖も入れてたぞ?

 確かにね、スーパーに行ってお菓子をねだる時は、コーヒーなんて頼まないよ?

 それよりはるかに食べたい物があるし。

 でも、どうして母親の中で、

 私=缶コーヒー嫌い

 になったのかが分からない。

 ましてやブラックでもないのに意味が分からない。

 まるで、現実世界で物理演算を一切無視したゲームの表現をされた様に、意味が全く分からない。

 が、母親は昔から意味が分からない行動をしていたから、仕方ないね。

 

 で済む事はない……。

「食い物の恨みは恐ろしいね!」とか、そんな軽い言葉では終われないほどの憎しみは、母親が死んだ後も続いているよ。

不思議現象

 私に対し、攻撃的な態度を取る様な人や傷つける様な態度を取る人に、不幸が起こる。

 例えば大事な物が無くなる、身内に災難が起こる、警察沙汰になり住居を追われる、詐欺に遭う、手術必須な病気になる、自殺をするなどなど。

 とか、オカルティックな事を言っているが、人間の深層心理に詳しくないのでいい感じの必殺技みたいな現象名言えないけど、多分カラーバス効果とかその類で、気のせいだとは思う。

 それに、こう、一連の不幸が起こる人って何というか、自分の事を棚に上げて他人を否定したり、無意識や悪気がないにしても嫌がらせじみた行動を取ってしまったりと、私以外に対しても何かと問題行動が目立つ人が多いので、その辺りが原因の可能性もある訳で。

 


 

 昔、たまたま防犯に目覚めて、窓に付いていた防犯用の二重鍵をしっかり全室掛けて出かけた日、泥棒が入りそうになった。

 そしてそういえばと思い出したのが、その数か月前に、ベランダから2人の男が侵入しようとしているのを、私が激おこで止める夢を見てて、夢の中の男が侵入しようとしていた場所が、窓が割られてた箇所だった。

 というか、泥棒は捕まったんかな~?

 そういや話が脱線するけど、当時私は『呪い・魔術辞典』とか持ってたなぁ……。

 


 

 私の疎遠になった親戚の死んだじい様が、私と会うとにっこにこ、私が離れるとションボリして、最後は私が後悔の感情でボロボロ泣いた所で夢から覚めて、あまりにも気になるから取り合えずあまり意味はないかもしれないが、疎遠になっていない方の親戚の伯母にその話をして、丁度彼岸時だったから墓参りも伯父達に同行した数か月後、伯母が事故に巻き込まれた。

 ちなみに伯母は一切悪くない相手側の過失の事故だったのだが、伯母は無事だった。

 


 

 とある事業所に通っていた時、特に気になるという訳でもない、事業所をよく休むAさん(仮名)が夢の中に現れると、高確率でAさんが事業所に来たり、今日は来れる日だと言っていた日だったりが結構続いた。

 


 

 とかあった訳だが、これ以外にも幼稚園とか小学生低学年くらいの時、お米の神様を見たり仏壇の花が風もないのに揺れたりとかもあった。

 けど、さすがにこれは思い込みによる幻覚か、成長と共に記憶が薄れたり改ざんされた事で起こった現象だとは思うけども。

気が付かない

 私がガチのひきこもり中(外に出られない)、リストカット用の業務用カッターが欲しいので母親に「カッター買ってきて」と言ったら買ってきてくれた。

 数か月か数年後、やっとリストカットに使われていると気が付いたらしく、「買ってきたカッターで切ったのか?」と言われた。

 おせーよ。

 スクライドのクーガーさんが嘲笑うレベルで(気が付く)速さが足りないわ。

 ちなみにそれまでも手の甲に糸切りばさみとかでひっかく様な、目立った自傷もしていたが、私に夏場よく出るアレルギー疾患があったので、それだと勘違いした様で余計気が付かなかったらしい。

 一応言っとくが、傷をよく見れば先端が尖った物によるひっかき傷で赤くなっている事や、左手(私は右利き)にしかないという事は分かるのだけどね。

 私も隠してたし、些細な変化に気が付きにくい母親には気が付かなくて当然だね。

呪い

 呪いには期限がある。という話を聞いた事がある。

 だから一度呪っても、それがずーと続くわけじゃない。

 でも、定期的に呪い直したら、続いてしまうね。

 例えば、その呪いが無意識下で行われている様な物だった場合も、続いてしまうんだろうね。

 

友達と恋人の違い

 世にはセ●●スフレンドと言う単語すらあり、私にとっては判別は出来かねるが、昔、私がまだ家族と暮らしていた頃、とある会社からイタ電が来たのだが、その理由でも書いておこう。

 

 私には2つ違いの姉がいる。その姉が男友達が多いタイプだった。

 そしてこれは、姉が19か20歳くらいの時の話。

 当時彼女は7つ違いの彼氏と付き合っていて、その彼氏を通じて7つ違いの男友達を作った。

 そしてある日、その男友達を自宅に呼んで自室に泊めると言い出した。

 その話が出てきた時私は、『これはいかんだろ? 彼氏いるし。それに、3部屋しかない、客間がない、市営住宅で駄目だろ?』となって止めたんだわ。

「私って変な格好でウロウロしちゃうかもしれないしー」

 って言って、それを男友達に伝えろよと。

 そしたら相手の男は、私がパンツ一丁でうろついていても平気だって言ってきて、男友達のお泊り会(姉の部屋に、姉と相手の二人切り)は決行された。

 あと、当たり前だが両親はそんな姉にノータッチだ。

 こうして、そんな姉の勘違いに繋がる行動らしきものが切っ掛けで、部外者のイタ電に繋がったようだった。

 イタ電主が身バレした後の親の話とかから、イタ電してきたのは姉の男友達と同い年程度の奴で、姉の男友達の勤める会社が電子機器関係だったので、そこ繋がりだとか、そんな感じになったと思う。

(かなり昔の事なのでうろ覚え)

 ついでに姉は年上の彼氏や友達達とスナックに遊びに行ってたんで、そこで顔を合わせている人だったかもしれない。

 ただいつの間にかイタ電は問題にならなくなり、姉は彼氏と別れて彼友で自分とも友達のお泊りさせた男と付き合い、一年くらいした後に結婚し、そしてもう一年後くらいで相手の浮気で別れたよ。

 

 という事があったが、実は私はちゃんと説明されてないから、正確な事分かんないんだよなー。

 まぁ希薄な家族なので、私が家族からハブられて説明やら何やらをされなかった訳ではなく、どんな問題も知らんぷり状態発動して、自然消滅していた可能性もある。

 

 ただ、今でもその馬鹿げた理由が原因だったらと思うと、

 正直いい年して馬鹿かよと。謝りにこねーし、そもそも姉の勘違いが生まれそうな行動を妹の私は止めようとしていたのに、そういうの一切無視ですか。

 とか、般若の如く怒り狂う時は若干あるなぁ。