暑くなり始めると、不思議と野生動物の死骸を多く見るような気がする。
私は今までに、キツネ、鹿、カラスなどを見て来たが、一番多く目撃するのは猫だろう。
最近も道端で、清掃員に尻尾を掴まれ連れて行かれる猫の死骸を見たし、その数日後には車に轢かれたであろう猫の死骸が道の真ん中辺りにあるのを見掛けた。
ちなみに死骸を処理する清掃員はとても手馴れていたように感じる。多分私が知らない所で、沢山の動物の死骸を運んで来たんだと思う。
この不思議な現象だが聞いた話によると、春に生まれた野良猫が親から離れて動くようになり、危機感をあまり抱かずに道に出てしまうのではないかとか、活動期に入るからではないかという説があるようだ。
私は、梅雨に入ると不快指数が溜まって注意力が散漫になり、事故を起こしやすいという話を聞いたばかりなので、それは他の動物にも当てはまるのでは? とにらんでいるのだが。
他にも、度胸試しをするように、猫やカラスが走っている車のギリギリを通り過ぎる事があったり、猫が道を渡る途中で立ち止まって振り返ったりという話も聞いた。
多分カラスに限っては、悪戯好きだし人間をおどかして楽しんでいるんだと思う。
そしてそんなカラスの中にはきっと、脅かしついでに人間を事故らせようとする、極悪非道な悪鳥カラスも混ざっているに違いない。
そして道の途中で止まる猫だが、それは猫社会にも心霊現象という物があって、死んだ猫が仲間を作ろうとした結果、危険な目に遭わせているのかもしれないという結論に至った。
しかし残念な事に、これらは検証していないので実証はできないんだよね。